20年間レイカーズ一筋のNBAキャリアで、数々の伝説を残してきたスーパースター、コービー・ブライアント。
神様マイケル・ジョーダンを上回る歴代4位の通算得点記録をもつコービー・ブライアントですが、2020年1月26日に起きたヘリの事故で、41歳という若さで還らぬ人となってしまいました。/p>
そんなコービーのキャリアと印象的な試合を振り返ります。
コービー・ブライアントのプロフィール
・生年月日:1978年8月23日(-2020年1月26日)
・身長:198cm 体重:96kg
・出身:アメリカ合衆国 ペンシルバニラ州フィラデルフィア
・出身校:ローワー・メリオン高校
・NBA歴:1996年-2016年(1996年ドラフト1巡目全体13位指名)
コービー・ブライアントのキャリア
コービーは自身の華々しいキャリアにおいて、いくつもの逸話や記録を残しているのですが、そのうちのひとつに「NBA史上初、同一球団に於ける2種類の永久欠番」というものがあります。
入団時から背番号「8」をつけていたコービーですが、10年が経った時に24時間から成る1日に感謝をして今後のキャリアを続けていきたい、という想いから背番号を「24」に変更したと言われています。
ということで、キャリア前半の背番号「8」時代と、キャリア後半の背番号「24」時代に分けて紹介をしていきます。
背番号「8」時代
高卒でドラフト13位指名ながら、1年目から順当にキャリアを積み重ねたコービー。
キャリア前半を代表するのは、やはり1999-00シーズンからのスリーピート(3連覇)達成でしょう。
このシーズンからブルズを2度のスリーピートに導いた名将フィル・ジャクソンがHCに就任すると、トライアングル・オフェンスの導入やシャキール・オニールとコービーの共存によりみるみる成績をあげていきました。
結果として、アイバーソン率いる76ersやジェイソン・キッド率いるネッツらを破り、2001-02シーズンまで3連覇を果たしました。
なおスリーピート達成時コービーは23歳。史上最も若く3回の優勝を経験した選手となりました。
しかしその後はシャックとの確執や自身のスキャンダル等もあり、チームとしての成績は下降線をたどっていきます。自身もファンからバッシングを受けたりと不本意な時期を過ごすことになります。
背番号「24」時代
前年に1試合81得点と驚異的なパフォーマンスを披露するなど、評価を自らの手によって取り戻していったコービー。
チームもパウ・ガソルが加入するなど補強を行い、2007-08シーズンにはファイナルへ返り咲きます。
その年はレイ・アレンとKGを獲得しBIG3を形成した、同じく名門復活を期したセルティックスに敗れましたが、翌2008-09シーズンにはは2002年以来となる優勝を果たします。
更にその翌年にはセルティックスに2年前の雪辱を果たし連覇を達成。コービー自身も2年連続ファイナルMVPを受賞しました。
その後もジョーダンの通算得点記録を抜くなどスコアラーとしての活躍をし続けますが、晩年は怪我も重なり、2015-16シーズンを最後にユニフォームを脱ぎました。
・NBAチャンピオン×5(2000,01,02,09,10)
・シーズンMVP(2008)
・ファイナルMVP×2(2009,10)
・得点王×2(2006,07)
・オールスター出場×18(1998,2000-16)
・オールスターMVP×4(2002,07,09,11)
etc…
コービー・ブライアントの印象的な試合
ここからはコービーの印象的なパフォーマンスをいくつか映像とともに振り返ります。何と言ってもこの2つ!という、コービーを語る上では外せない2試合がありますので、それらを紹介していきたいと思います。
①1試合81得点
2006年1月22日のトロント・ラプターズ戦、コービーは1試合81得点と信じられないパフォーマンスを披露します。
1試合での得点記録はあのウィルト・チェンバレン(100得点)に次いでNBA歴代2位の記録です。ご覧ください。
驚くべきはその確率で、FG:61%(28/46)、3P:54%(7/13)、FT:90%(18/20)と高確率で全てのショットを決めていることがわかります。得点効率も良いとはお手上げですね。永久に語り継がれる試合でしょう。
②引退試合での60得点
続いては、2016年4月13日のユタ・ジャズ戦、コービーの、自身の引退試合でのパフォーマンスです。
この試合でなんと、コービーは60得点を記録してしまうのです。
往年のジャンパーにドライブからのレイアップ、そして3Pととにかく大暴れ。37歳とは思えない動きでした。
ちなみにこの試合でコービーは、6回目の1試合60得点以上達成。マイケル・ジョーダンの5回を抜いて歴代単独2位としました。(1位はチェンバレンの32回)
突然の死、そして伝説へ
冒頭でも触れましたが2020年1月26日、コービーと次女ジアナら9人が乗ったヘリがロサンゼルス近郊で墜落し、全員が死亡するという事故が起きました。
コービーは引退から4年弱で41歳、次女ジアナは若干13歳という、あまりにも早すぎる/突然すぎる死でした。
2020.1.26以前の出来事
2020年1月25日、レブロン・ジェームズが76ers戦でキャリア通算33,655得点とし、コービーの記録(33,643得点)を抜いて歴代3位に浮上しました。
歴代4位になったコービーは、レブロンに対しこんな祝福のツイートを送っています。これが生涯最後のツイートになるとは、夢にも思いませんでした。。。泣
Continuing to move the game forward @KingJames. Much respect my brother 💪🏾 #33644
— Kobe Bryant (@kobebryant) January 26, 2020
2020年1月26日以降の出来事
コービーと次女ジアナの訃報は全米に留まらず全世界に衝撃を持って伝えられ、多くの人々が追悼の意を表しました。
NBAでは同日に行われた試合で、コービーの背番号にちなんで「8秒」と「24秒」のバイオレーションを行い、弔意を示しました。
またコービーとジアナの追悼式が2月24日、レイカーズの本拠地であるステイプルズセンターで行われました。
多くの現役選手、OB、各界の著名人等が参列し、最後はマイケル・ジョーダンが涙ながらにスピーチを行いました。
また他球団からもコービーに対する弔意が示されています。ダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバンは、コービーの功績を讃えた上で、「24番」をマーベリックスの永久欠番とすることを発表しました。
また「8番」や「24番」を付けている他球団の選手が続々と背番号を返却し、別の番号に変更するといったニュースも届いています。
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